押し入れやクローゼットなど大きな収納スペースってモノがごちゃごちゃになりがちじゃないですか?
もちろん「モノが多くてごちゃごちゃに」という場合もあれば、「モノは多くないのにうまく収納できない」という場合もあると思います。
今回は我が家の押し入れ収納を例に、大きな収納スペースを使いやすく活用する収納のコツを紹介していきます。
大きな収納は上・中・下にエリア分けしよう
押し入れやクローゼット、背の高い食器棚は高さによって「上・中・下」の3つに分けます。
3つに分けると言ってもただ3等分するわけではなく、身長によって分け方が変わるのです。
その基準となるのが「中」にあたるゴールデンゾーンと呼ばれるスペース。

ゴールデンゾーンはモノが出し入れしやすい目線~ひざの高さのスペースを指します。
このゴールデンゾーンを基準にして、
- 目線より高いスペースを「上」
- 膝より低いスペースを「下」
というように分けます。
ゴールデンゾーンは身長によって変わってきます。

小さなお子さんだと、大人と比べて出し入れしやすいスペースが違うのがわかりますよね。
では「上・中・下」にどんなモノを入れればいいのか、我が家の実際の押し入れの写真付きで紹介していきます。
使用頻度にあわせて「上・中・下」にモノを収めよう
モノを収めるときに注目したいのがモノの使用頻度。
大きな収納スペースには毎日使うモノから、数ヶ月~年に一度使うかな?というモノまで、いろいろな使用頻度のモノが収まっています。
ここでは出し入れしやすい、
- 中
- 下
- 上
の順番で、それぞれにどんなモノを入れているか、使用頻度もあわせて詳しく紹介していきます。
「中」には使用頻度が高いモノ。だけど注意点も
ゴールデンゾーンと呼ばれる「中」は、ストレスなくモノを出し入れてできて、もっとも使いやすいスペースです。
この場所には、使用頻度が高いモノや日用使いのモノを収めるのがおすすめ。

我が家の押し入れの場合
- コートやシャツ類(押し入れ用ハンガーラック)
- 趣味や修繕に使うミシン
- ブログの物撮り用のボード
などが入っています。
服は出し入れのしやすさを重視。
ミシンや物撮り用ボードは出し入れしにくい場所に収めると使うのも片付けるのも後回しになってしまうので、ここに収納しました。
服やボードの使用頻度は週に数回。
ミシンはそこまで頻度は高くないですが、使うときは何日か連続で使うことも多いのでここに。
ひとつ注意が必要なのは、出し入れしやすい場所=モノをついつい置いちゃう場所なので、モノが溜まりがちになってしまうこと。
出し入れしやすいスペースなので、ぜひ毎日の出し入れ・片付けに活用してみてください。
「下」には使用頻度が低くて重いモノ
膝より下のスペースははしゃがんだりもぐりこんだりする手間はありますが、踏み台や脚立がいらないので上のスペースよりは出し入れしやすいのが特徴。
使用頻度としては月に一度~年に一度使うモノを収納するのがおすすめ。
押し入れのような奥行きのある収納だったら、年に一度使うか使わないかという頻度のモノは奥に収納するのもおすすめです。
また出し入れ考えると、重いモノを下のスペースに入れた方が安全です。

我が家は
- 備蓄用の非常食や飲料水
- カスコンロや非常用ストーブ
- オフシーズンの布団類
などを入れています。
布団やガスコンロは数ヶ月に一度くらいの出し入れなので下のスペースに。
食品類や飲料水は重たいのでこちらに。
また大人にとっては膝より低い位置ですが、お子さんによっては出し入れしやすいゴールデンゾーンにもなりうるので、お子さんのモノを収納するのもいいかなと思います。
「上」は保管するモノや思い出の品
目線より上のスペースは、出し入れがもっとも大変な場所です。
押し入れの場合は中段に上ったり、台所の吊り棚だと踏み台や脚立が必要な場合もあります。
ここには使用頻度が低くて軽いモノや、保管するモノ・思い出の品をしまっておくのがおすすめです。

我が家の押し入れの場合、
- 冠婚葬祭用のバッグ・小物類
- 息子の作品集
- 取り外した下駄箱の扉
などが入っています。
すべて年に一度使うか使わないかというモノたちです。
作品集は頻繁に出し入れしないし、下駄箱の扉も退去するときまで出さないと思います。
このように年単位で使用頻度が低いモノや保管するモノをおさめています。

まとめ
今回は大きな収納スペースを活用するコツを紹介しました。
モノがごちゃごちゃしがちな収納スペースは、「上・中・下」の3つに分けて収納するモノを決めていきましょう。