1日24時間という限られた時間。今よりももっと充実した時間を増やしたいと思うことってありますよね。
私も子どもが幼稚園入園までワンオペ家事育児をしていましたが、「もっと時間が欲しい!」と思っても、なかなかうまくいきませんでした。
便利グッズを導入したり外部サービスの使ったりしようと思っても、事前に調べる大変さや準備の大変さで挫折したことも少なくありません。
そんな経験からライフオーガナイザー®になって気付いたことは、暮らしの最適化はおうちの中を見直すことからはじめられるということでした。
この記事では、暮らしを見直すことで時間を生み出すアイデアを5つ紹介しています。
家で過ごすことが多くなった今だからこそ、おうちの中から見直して暮らしをよりよくする参考にしていただけたらうれしいです。
1:浪費している時間を見つける
「時間がない」と思ったときにまず見直したいのは浪費している時間。
浪費している時間=ムダな時間とも言い換えられ、
- ダラダラとテレビを見ている時間
- なんとなくSNSを見ている時間
- 何かを待っているだけの時間
など自分や暮らしにとって幸せにつながらない時間を指します。
もちろん休息や息抜きは大事ですが、テレビ・SNS・ネットサーフィンは気が付くと思ったより時間が経っていたという事態を引き起こしてしまいがち。
この浪費している時間は、仕事や育児の時間と比べてコントロールしやすいので、時間を増やしたいと思ったときに最初に見直すにはうってつけです。
浪費している時間を見つけるために効果的なのは、ライフログ(暮らしの記録)をつけること。
時間軸になっているバーチカルタイプの手帳がおすすめです。

私が愛用しているのはCITTA手帳。
バーチカル手帳がない場合、無料で印刷できるサイトもあります。
私がバーチカル手帳を購入する前は、カンミ堂の1マイ手帳にお世話になってました。

バーチカルタイプに自分の行動を記録することで、
- 想像よりもスマホを触っている時間が長かった
- この曜日はダラダラしがち
- 何をしていたか思い出せない時間が多い
など目で見て気付けることがたくさん出てきます。
時間の使い方を可視化できるように記録することで改善ポイントが見つかるので、まずはバーチカルを活用してダラダラと浪費してしまいがちな時間を見直してみてください。
2:時間の使い方にメリハリをつける
時間は目に見えないので、ぼーっとしていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。
- ダラダラして1日が終わってしまった
- SNSを見ていたら時間が経っていた
- 夜になってあわててやりたいことを始める
そんな経験のある方も多いと思います。
時間の使い方を見直すヒントのひとつが「パーキンソンの法則」。
これは「時間を与えられると全部使い切ってしまう」というものです。
テキパキやれば10分で終わる食器洗いをダラダラと30分くらいかけてしまう、などという経験もこの法則によるもの。
改善するためには、期限や作業時間をあらかじめ決めておくことが効果的です。
そんなときに私が活用しているのが時っ感タイマー。

緑の部分が残り時間を示していて、残り時間はこれぐらいなんだなと感覚的に把握できるのが最大の特徴。
目に見えない残り時間を可視化してくれるので、生産性を上げたいときにおすすめのアイテムです。
目に見えない時間は何もしていないとすぐに過ぎてしまいます。
ダラダラではなくメリハリをつけて使うことで、今よりも使える時間を増やすことができるようになりますよ◎
3:使える時間を可視化する
時間は目に見えないので、どのくらい使えるか把握しにくいものです。
特に家族のスケジュールにあわせて動きがちな主婦やママは待機状態にあることも多く、自分の時間がとりづらいと思うことはありませんか?
自分のために使える時間を見つけるときに役立つのが、バーチカル手帳です。
バーチカル手帳の書き方を工夫することで、使える時間を可視化することができます。
具体的な書き方は、
- まずはその日の重要な予定を書く
- 家事をする時間もざっくり書く
- 何も書いていない時間を自分時間にする
この3ステップ。
私も以前は「今日は幼稚園の行事があるから時間がないな」などとと思いがちでした。
けれどバーチカル手帳に書き込むことで「帰ってきてからお迎えまで意外と時間があるな」と気付くことができました。
バーチカル手帳のくわしい書き方は、こちらの記事で紹介しています。
関連自分時間を最大化する主婦のバーチカル手帳の書き方3ステップ
その日の予定やタスクを書き込むことで使える時間を可視化することができるので、ぜひ手帳を活用してみてください。
4:効率化できる家事をみつける
仕事や育児を効率化することはなかなか難しいことです。
私も「子どもが小学生になったらラクになるよ」と言われてきたものの、持ち物や宿題のチェック、おたよりの量や種類も増えました。
(もちろんラクになった部分も多いですが、成長によって手を掛ける部分も変わってくると思っています)
そんな主婦やママに目を向けてほしいのが家事の効率化です。
特にごはん作りは
- ごはんを食べるのは毎日のこと
- 家族がいるとテキトーにしづらい
- 工程が多いので大変
このように日々の負担になりがちではないでしょうか。
ごはん作りは工程が多いので大変ではありますが、ひとつひとつの工程を見ていくと効率化できるポイントが見つけやすくなります。
たとえばごはん作りの工程を見ると、
- 献立を考える
- 買い物をする
- 材料を切る
- 材料を調理する
- 洗い物をする
などこのように分けることができます(一例です)。
「ごはん作りを効率化する」というざっくりした表現だと難しいですが、工程ごとに見ると
- 献立を考える→ミールキットを使う、曜日で献立を固定する
- 買い物をする→ネットスーパーを使う、週1でまとめ買いをする
- 材料を切る→カット野菜を活用する、スライサーを使う
- 材料を調理する→レンジ調理を活用する、和えるだけなどの献立を導入する
- 洗い物をする→食洗器を買う、ワンプレートごはんにする
このように効率化のハードルが下がります。
この記事ではごはん作りを例にあげましたが、工程を小さく分けることで効率化できるポイントはいろいろ見つかるのでぜひ試してみてください。
よりくわしいアイデアはこちらの記事で紹介しています。
5:モノにかける時間を減らす
モノが多いとそれだけモノにかける時間も増えます。
人によってちょうどいい量は違うので「モノを減らす=いいこと」とは限りませんが、
- 毎日モノを探すことに時間を取られている
- 同じようなモノが多くて使う時に迷っている
- モノが多いのでモノの出し入れ・片付けが大変
こう思っている方はモノの量を見直すことで、使える時間が増える可能性が高いです。
ただやみくもにモノを捨てよう!と意気込んでも、どれを捨てていいかわからなかったり、結局何も捨てられなかった…ということになってしまいます。
今よりも無理なくモノを減らしたい、本当に大切なモノを手元に置きたいと思ったときは、「どんな暮らしをしたいか」について考えることがおすすめです。
「片付け=まずはモノを捨てる」と思われがちですが、先に自分の理想の暮らしについて考えることで、暮らしにとって本当に必要なモノを選べるようになります。
無理なくモノを減らせるステップについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
関連捨てるではなく「選ぶ」 | 無理なくモノを手放せる3ステップ
モノを探す時間や片付ける時間が多いと感じたときは、暮らしやモノの見直しをしてみるのもおすすめです。
暮らしを小さく見直して時間を生み出そう
この記事では主婦・ママの時間を増やす5つのアイデアを紹介しました。
1日24時間という時間を増やすことはできませんが、暮らしを見直すことで時間を生み出すことは可能です。
限りある時間を自分の幸せに使うために、時間の使い方や暮らしを見直してみてください。