片付けを始めようと思ったとき、とりあえずモノを手に取って片付け始めてみても、
- なかなか片付けが進まない
- 何のために片付けているかわからなくなる
- モノを減らしたいのに全部が必要に思える
このように片付けが中途半端になってしまったことはありませんか?
片付けが中途半端になってしまう原因は、「どんな暮らしをしたいか」「どんなモノ・コトを大切にしているか」などの、暮らしの価値観があいまいだからです。
暮らしの価値観があいまいだと、
- 片付けの途中で目的やゴールを見失ってしまう
- 片付けで何をすればいいかわからない
- 本当に大切なモノや必要なモノを選べない
など、片付けが進まない原因になってしまうのです。
とは言っても「暮らしの価値観って何?」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、暮らしのモヤモヤを解消するという観点から、片付けのゴールを見つける5つの質問を紹介します。
【暮らしを快適にする片付けの基本】
暮らしの価値観=モノ・コトを選ぶ基準
片付けをスムーズに進めるコツは、「どんな暮らしがしたいか」「何を大切にしているのか」など暮らしの価値観をはっきりさせて、選ぶ基準を作ることです。
この基準は、
- 片付けで優先順位をつけるとき
- 大切なモノや必要なモノを選ぶとき
に必要になってきます。
これまで、
- 「何のために片付けているんだろう…」
- 「全部のモノが必要な気がする…」
などと思ったことがある方は、基準がはっきりしていなかった可能性が高いです。
選ぶ基準の背景にあるのが、あなたの暮らしに対する価値観。
- どんな暮らしがしたいか
- どんなことを大切にしたいか
- どんなときに幸せを感じるか
これによって片付けのゴールや選ぶモノが決まってくるのです。
片付けのゴールを見つける5つの質問
1:暮らしの中にあるモヤモヤは何ですか
片付けの目的は、よりよい暮らし。
まず考えることは、片付いたあとの部屋でどう暮らしたいかです。
いきなり「理想の暮らしは?」と聞かれてもなかなか答えが浮かばないかもしれません。
そんなときは、今ある悩み・モヤモヤしていることから想像してみてください。
私の場合、この机でパソコン作業をしたり手帳を付けたりしたいと思っていたんですが、そんなスペースがないのがモヤモヤポイントでした。
あなたは今、暮らしの中にどんなモヤモヤがありますか?

2:本当はどう過ごしたいですか
次は暮らしのモヤモヤから「本当はどんな暮らしがしたいか」「片付いた部屋でどう過ごしたいか」を考えてみてください。
モヤモヤを解消して理想の暮らしに近付く、というイメージで考えていきます。
私の場合は、モノがなだれ状態になっていた机を作業できるスペースにしたい!と思っていました。

3:そのためにはどこを片付けますか
理想の暮らしに近付くために片付ける場所を決めていきます。
いきなり広いスペースを片付けるのは勇気がいるので、まずは小さなスペースから取り掛かるのがおすすめです。
私は机の上やその周辺という割と広くない範囲だったので、1日である程度進められる範囲でした。

4:理想と現実のギャップはなんですか
理想の暮らしをイメージし、片付ける場所が決まったら、次は現状を把握していきます。
片付けは、理想と現実のギャップを埋める作業です。
今の状態と理想の状態を比べて、そのギャップを埋めるための解決策を考えていきます。
私の理想と現実のギャップは、
- 【理想】机を作業しやすいスペースにする
- 【現実】机の上にモノが多く、ノートや手帳を置くスペースがない
このような感じ。
比較して差を書き出してみてください。

5:理想に近付くための具体的な行動はなんですか
理想と現実のギャップを見つけたら、それを埋めるための解決策を考えていきます。
これが片付けのゴールになります。
ゴールが見えれば片付けの完走も現実的になると思いませんか?
作業しやすいスペース作りがゴールの私は
- 机の上にはパソコンとよく使うペン類を置けるようにする
- A4のノートをはみ出さず置けるスペースを作る
- 机の下や周りの棚に本や手帳や身支度アイテムを置く
このような感じになりました。
より行動を起こしやすくするために、具体的な片付けの行動を考えてみてくだいね。

まとめ
今回は暮らしのモヤモヤから片付けのゴールを見つける5つの質問を紹介しました。
- 暮らしの中にあるモヤモヤは何ですか
- 本当はどう過ごしたいですか
- そのためにはどこを片付けますか
- 理想と現実のギャップはなんですか
- 理想に近付くための具体的な行動はなんですか
暮らしの価値観をハッキリさせることで、片付けのゴールが見えたり、大切なモノ・コトを選ぶ基準ができたりします。
片付けようと思ってやみくもに行動を起こしても中途半端になってしまいがちです。
まずは思考の整理で「今やるべき具体的な行動」まで落とし込んでいくのがオススメ◎
ぜひ5つの質問で片付けのゴールを見つけてみてください。
具体的な目標は、具体的な行動につながる

【暮らしを快適にする片付けの基本】