今年こそ痩せたい!と思ってスキマ時間にコツコツ運動してみてもイマイチ成果が出ない。
そんなときにSNSで見かけた森拓郎さんの『オトナ女子のための食べ方図鑑』という本。
目から鱗の話と耳が痛い話で満ち溢れていたので紹介します。
ダイエッターの夢と希望をぶった切るスタイル
この本ではためになることも満載ですが、基本的にダイエッターをぶった切っています。
「顔デカ女子」「スーパーフード狂女子」「水太り女子」など、その言葉のチョイスにもガツンとくること間違いなしです。
ダイエットの常識?をぶった切る
ダイエットのイメージと言えば、
- 低カロリー
- ノンオイル
- 野菜たっぷり など
まずはそんなイメージをばっさりを一蹴しています。
そのうえで大切なこととして、
- 体に必要な栄養を摂ること
- 良質な油を摂取すること
- たんぱく質の必要性 など
このばっさりぶった切ったあとの解説がとてもわかりやすいのも本書の特徴です。
「栄養の知識」なんて聞くと、専門用語が多くて難しいイメージがありました。
けれど「ぶった切ってからの解説」というスタイルのおかげで気軽に読み進めることができました。
項目もひとつひとつが短めなので、後で調べたいことが出てきたときにもピンポイントで読み返せるのも便利です。
耳が痛い話をガツンと載せてくる
私が特にグサッと来たのが、「顔デカ女子はパンがお好き」と言う項目。
私はパン屋のパンが好きで、お昼ごはんに食べよう!とパン屋に寄ることもあるくらい。
この本のすごいところは「パンはダメです、やめましょう!」じゃなくて、こういう栄養素が足りなくなるよ、ってちゃんと教えてくれるところ。
「パンを食べたいときはパンの量を減らして、こういう栄養素が摂れるおかずも食べよう」という解決策を提示してくれます。
なので「○○食べるのをやめよう…」という後ろ向きな気持ちじゃなくて、「○○も一緒に食べよう」という前向きな気持ちになれるのもいいなと思いました。
ダイエットに特別な食事は必要なのか?
遥か昔ですが、特別な食事を摂るダイエットをしたことがあります。
だけど当然ながら続きませんでした。
本書をすんなりと読めたのは、出てくる食材がなじみのあるものばかりだったからかもしれません。
スーパーフードは本当にスーパーなのか?
モデルや女優に人気のスーパーフードと呼ばれる食材。
アサイーやチアシードは何となく健康によさそうな気もします。
本書では「スーパーフードはもっと身近にある!」と銘打って、スーパーフードとして卵やレバーなどの手軽に買うことができる食材を挙げています。
モデルや女優に人気のスーパーフードは、何となくオシャレで健康的な印象があります。
非日常的な食材でもあるので、それを摂るだけで「私って頑張ってる♡」みたいな気分にもさせてくれます。
けれどコスパや調理のしやすさ、毎日の食事ということを考えると、近所のスーパーで手軽に買うことができる食材の方が便利だし続けやすいです。
スーパーフードという響きや非日常間にあおられる必要は全然なくて、普段から食べているもので十分なんだと思わされました。
森拓郎さんのレシピ本を読んで思ったこと
そして私は、日々の献立の参考になればと森拓郎さんのレシピ本を購入しました。
実際に作ろうと思って本を読んで思ったのが、我が家の冷蔵庫に常備してある食材で作れるということ。
前日に食材をまとめ買いしたということもありましたが、冷蔵庫の食材で、レシピ本の料理を三品(主菜と副菜二品)作ることができました。
「ダイエットしているからこれを食べよう!」と意気込む必要はなく、普段の食事を栄養面で気を付けていれば、それで十分なんだと気付かされました。
森拓郎さんのレシピに載っている料理は、2歳の息子も美味しく食べられるものです。
ダイエットに特別な料理は必要ないと感じました。
ダイエットは日常生活そのもの
ダイエット=我慢を伴うもの、意気込んで取り組むもの
今までずっとそんなことを思っていました。
だけど本当はそんな特別なものじゃなくて、普段の食事からちょっと考え方を変えればそれで十分なのだと考えるようになりました。
食事制限ではなく、食事改善。
特別なダイエットメニューではなく、普通のメニューを。
家族と同じものを食べて、美味しいねって言い合う。
本当のダイエットって心も体も健康的に行うものなんだなと思ったのでした。

