- 非常時にもあたたかいものを食べられたらうれしい
- 保存食じゃなくて家にある食材を使いたい
そう思っているママに知ってほしいのがパッククッキングという調理法。
パッククッキングは、【コンロ・鍋・皿・水・ポリ袋(高密度)】という少ない道具でできる、災害時に役立つ調理方法です。

おかず・ごはん・蒸しパンなど、いろいろな種類の料理が作れますよ◎
先週、ライフオーガナイザー®の集まりでパッククッキングを体験してきました。
簡単な手順と少ない道具であたたかいものを食べることができて、自宅待機のときにはぜひ取り入れたいと感じました。
今回はそんな私の体験をもとに、
- パッククッキングのコツ
- ポリ袋(高密度)の選び方
- 実際に食べてみた感想
を紹介していきます。
写真付きで手順を載せているので、ぜひ家族みんなでパッククッキングにチャレンジしてみてください◎
パッククッキングとは?


パッククッキングは、高密度のポリ袋に材料を入れて、沸騰した鍋で湯せん(約20分~30分)をして火を通す調理方法です。
パッククッキングには
- 材料を袋に入れるので、1つの鍋で同時調理が可能
- おかずだけではなく、ごはんも炊ける
- 洗い物がほとんど出ない
というメリットがあります。
この日は、ごはん・豚汁・ミネストローネ・蒸しパン・コーンパンを作りました。
クックパッドなどにもレシピが掲載されているので、ぜひ検索してみてください。
パッククッキングのポイント・コツ
パッククッキングの調理のコツ


お米をポリ袋に入れているところです。
大事なのは、空気を抜きながら袋をねじって、高いところで結ぶこと。
なるべく空気が入らないようにするのがポイントです。


右の鍋はごはん(炊飯)、左の鍋は豚汁・ミネストローネを同時調理しているところです。
このとき、袋に火が当たりすぎないように、鍋の底に皿を敷いてください。
写真ではガスコンロで調理していますが、もちろんカセットコンロでも調理できますよ◎
パッククッキングで使う高密度のポリ袋とは?


高密度のポリ袋を、最寄りのドラッグストア(ツルハドラッグ)で探してみました。
防災アドバイザーの岡部さんのブログによると、パッククッキングに必要なポリ袋の条件として、
- 高密度であること
- 食品用であること
- 厚さが0.01ミリ以上であること
が挙げられています。


私が買ってきた2種類のポリ袋。
どちらも高密度のポリ袋ですが、画像上の商品は厚さが0.008ミリでした。


ツルハドラッグで購入する方は、こちらの黄色い方を買ってくださいね◎
また最近では、湯せん調理ができるアイラップを店舗で見かけるようになりました。
湯せん調理ができる袋も購入しやすくなっているので、常備しておくのもおすすめです。
パッククッキングで作ったものは美味しいの?


この日作ったものは、
- ごはん(炊飯)
- 豚汁(カレーに応用可!)
- ミネストローネ
- 蒸しパン(ホットケーキミックス)
- コーンパン(米粉)
ごはんやおかずなど種類も様々!
ごはんは、米を研いだものと研いでいないものを食べ比べました。
えぐみや濁りは感じませんでしたが、浸水という面で研いだごはんの方が美味しかったです。
研いでいないごはんはちょっと芯が残っていたので、しっかり浸水させるのが大事だと感じました。
豚汁はお肉の出汁がとてもおいしくて、ほっとできる味でした!
ミネストローネはにんじんが少し硬かったので、実際に食べてみることでちょうどいい材料の大きさや切り方が見つけられると感じました。
蒸しパン・コーンパンは、ふわふわというより、しっかりした食感のできあがり。



ほんのり甘いので、お子さんがいるご家庭におすすめの軽食です
おいしく食べられることも大事ですが、非常時にあたたかいものが食べられることは安心感にもつながります。
非常時だからこそ、少しでも不安や心配を減らせる要素を多く持っておこうと感じました。
非常時に備えて、日常で経験しておこう
今回は非常時にも調理ができるパッククッキングについてお話しました。
パッククッキングは簡単な手順であたたかいものが食べられるので、ぜひ覚えておきたい知識です。
いくら手順が簡単とは言え、非常時にスムーズに動くために、一度、実際に作ってみることをおすすめします。
非常時に少しでも不安を減らすためにも、日常の中で準備できること・練習できることを一緒に取り組んでいきましょう◎