幼稚園児の朝の準備 | 子どもがひとりでできる収納の仕組み
今回は、子どもが朝ひとりで給食の準備ができるようになった我が家の仕組みについてお話します。
うちには5歳になる息子(年中さん)がいるんですが、この仕組みを作ることで年少の夏くらいから自分で給食の準備をできるようになりました。
私は息子に対して
- 少しずつ自分のことを自分でできるようになってほしい
- できることが増える喜びを感じてほしい
そう思いながら過ごしています。
そして幼稚園に入園して朝のしたくを習慣化したいと思ってたどりついたのが、「ひとりで準備ができる仕組み作り」でした。
今回は1年以上続けることができている、給食準備の仕組みのポイントを紹介していきます。
幼稚園児を持つ方にはもちろん、これから入園を控えているお子さんを持つ方にも読んでいただけたら嬉しいです。
1か所に収納して準備する物をわかりやすく
子どもが「できる」仕組みのポイントは、一緒に準備する物を一緒に収納すること。
たとえば給食の準備に必要な、
- 給食袋
- ランチョンマット
- 箸・スプーン・フォーク
- コップ
これらがバラバラの場所に収納されていたら
- あちこちを引き出しを開ける必要がある
- 手順がたくさんあって入れ忘れの可能性が上がってしまう
- 大人の朝の家事と子どもの動線がかぶってバタバタしてしまう
そんなデメリットが生まれてしまいます。
給食セットを一か所にまとめることで忘れ物もしづらく、習慣化もしやすくなるのでおすすめです。
我が家の給食準備の仕組み作り
ここでは子どもができる収納の仕組み、
- 子どもの専用ボックスを用意する
- ボックスには子どもが用意する物だけを入れる
- 子どもが出し入れしやすいところにボックスをしまう
を紹介します。
1.子どもの専用ボックスを用意する
これは我が家の食器棚の中に使っているかごなんですが、そのうちのひとつを息子の給食セット専用ボックスにしました。
セリアで買ってきました。
幅17センチ・奥行24センチ・高さ7センチのボックスです。
専用ボックスを作ることで準備の手順がわかりやすくなります。
子ども専用のボックスを用意することで
- 用意するものがはっきりする
- これらのものを袋に入れることがわかりやすい
一目で何をすべきかがわかるという効果を狙いました。
毎日「ボックスの物を給食袋に入れる」というシンプルな動きを繰り返すことで、準備を習慣化することができました。
2.ボックスには子どもが用意する物だけを入れる
ボックスに息子が用意する物だけを入れることで、【ボックスがからっぽになる=準備が終わった】というゴールの可視化にもつながるのです。
給食セットだとおしぼりやランチョンマットの予備があるかもしれませんが、それは別の引き出しにしまっています。
ここでは【からっぽ=準備が終わった】とはっきりわかるように、「子どもが用意する物だけ」に限定してボックスに入れているのです。
準備が終わったことや万が一の入れ忘れもパッと見でわかるので、大人が確認するときもわかりやすい仕組みになっています。
3.子どもが出し入れしやすいところにボックスをしまう
我が家では棚の下から2番目、当時年少の息子でも出し入れしやすい場所にボックスを収納しています。
また棚の上に空間があった方が出し入れしやすいかなと思ったので、上の方にスペースができるように棚板を調節しました。
息子は年少の頃から1年以上
- ボックスを出してリビングのローテーブルに置く
- (最近はこの時点で自分でおしぼりを濡らす)
- 給食袋に必要な物を入れる
- からっぽになったボックスを棚に戻す
このような流れで給食の準備をしています。
なるべく手順や動きをシンプルにすることで、子どもが続けやすく、習慣化しやすい仕組みができたのではいかな、と思います。
おわりに
今回は我が家で実際にやっている、給食準備の仕組みについてお話しました。
シンプルな仕組み作りとして
- 準備の手順がわかりやすい
- ボックスがからっぽという目に見えるゴール
- 動きがシンプルな出し入れしやすい収納
このようなことを意識して準備を習慣化することができました。
朝の準備をうながすのに、ついつい何度も声掛けしたくなっちゃいますが、子どもが準備しやすい仕組みを作ることで声掛けの負担も減らすことが可能です。
もしこれからお子さんと一緒に仕組みを考えるなら、お子さんが選んだボックスを使うというのも準備を楽しくしてくれる要素になるかなと思います。
ぜひお子さんの「ひとりでできた!」を増やす仕組み作りを考えてみてください。