減らしたい時間と増やしたい時間 | 時間管理のマトリクス解説
子育て中は常にあわただしく、家事育児を「こなす」だけで1日が終わってしまいますよね。
私も、今でこそやりたいことに集中して取り組めるようになりましたが、かつては家事育児に追われるだけの生活をしていました。
元から好奇心と学習欲が高くて「もっといろいろやりたい!」と思う性分。
この記事ではそんな私が時間の使い方を見直すためにやってきたことや、見直すヒントになった「時間管理のマトリクス」を紹介します。
家族が優先になりがちなおうちママの暮らしですが、自分の手で見直せるポイントを見つけるきっかけになればうれしいです。
1日24時間の配分を見直す
1日24時間という決められた時間。
24時間は増やすことができないので、目を向けるべきは「どんなことにどのくらい時間を使っているのか」という時間の配分です。
限られたの中であれもこれもやろう!と欲張ると全部が中途半端になってしまいます。
なので、
- 大切にしていきたい時間を増やす
- 手放してもいい時間を減らす
というような時間の配分を見直すのがおすすめです。
私が大切にしたかったのがブログ運営をはじめとしたパソコン仕事の時間。
子どもがいない昼間の時間に集中するために、睡眠時間をとったり家事の時間を減らしたりしています。
大切なことに時間を使おうと思ったら、時には今使っている時間を手放すことも必要。
まずは今どんなことに時間を使っているかに目を向けて、大切にしたい時間・手放しても問題ない時間を考えてみるのがおすすめです。
時間配分を見直すヒント「時間管理のマトリクス」
- 今どんなことに時間を使っているか
- どんな時間を増やすか・減らすか
時間の使い方を見直すヒントになるのが、時間管理のマトリクスと呼ばれる図です。
この図のポイントは、日々のできごとを「重要度」と「緊急度」で4つに分けていること。
- 重要度:暮らしにとって価値が高いかどうか
- 緊急度:暮らしの中で素早い対応が必要かどうか
4つにわけることによって行動の優先順位や時間の使い方を見直し、暮らしの最適化につながる【重要度は高いが緊急度は低い】第二領域を増やすことを目指しています。
重要度が高いものの緊急度が低いために後回しにされがちな第二領域は意識していないと増やすことはなかなか難しいもの。
だからこそ自分がどんなことに時間を使っているのかを意識することが大切です。
「時間管理のマトリクス」4つの時間の分類解説
ここでは時間管理のマトリクスの4分類、
- 重要度も緊急度も高い【第一領域】
- 重要度は高いが緊急度は低い【第二領域】
- 重要度は低いが緊急度は高い【第三領域】
- 重要度も緊急度も低い【第四領域】
を解説します。
重要度も緊急度も高い【第一領域】
重要度も緊急度も高い第一領域は、なるべく早く、また必ず対応しなければならない項目がある領域。
おうちママの場合、育児や子育てがこの第一領域にあたると感じています。
- 泣いている赤ちゃんの対応をする
- 子どもの宿題を見たり話を聞いたりする
- 体調の悪い子どもを看病する など
放っておいてはいけないことばかりで、後回しにするのも難しい項目たちです。
自分の意思だけで減らすのはなかなか難しい領域ですが、第二領域を増やすことで負担を軽くすることができる時間でもあります。
たとえば、【健康に気を遣う(=第二領域)ことで、体調不良(=第一領域)を防ぐ】ことが可能に。
自分の力だけでは見直すことが難しい領域ですが、第二領域の項目を意識することで負担を軽くすることができます。
重要度は高いが緊急度は低い【第二領域】
重要度は高いけれど緊急度が低い第二領域は、人生にとって大切な領域。
時間管理のマトリクスはこの第二領域を増やすことを目指しています。
第二領域の時間は暮らしを最適化するだけではなく、未来につながる人生にとって大切な時間です。
第二領域を増やすことで、
- 理想の未来に近づくことができる
- 高いパフォーマンスを発揮できる
- 第一領域のタスクを減らすことができる
このような効果があります。
私も意識して睡眠時間をとるようにしてから、昼間の集中力がアップしました!
けれど重要度が高いながらも緊急度が低いために後回しにされがちという問題点があります。
なんとなく1日を過ごすだけでは手に入らず、意識して増やしていくのがポイント。
まずは重要度の低い第三領域・第四領域を減らすことからはじめるのがおすすめです。
重要度は低いが緊急度は高い【第三領域】
重要度は低いけれど緊急度は高い第三領域は、緊急度が高いので重要だと錯覚しがちです。
第三領域は重要度が低く、時間を費やしても暮らしの最適化にはつながりません。
また第三領域は、作業を軽くしたり削除できたりする項目が多いのが特徴。
たとえば毎日の家事の場合、やらなきゃいけない第一領域のものもありますが、
- 見直し次第で手放せる家事が見つかる
- 便利グッズで効率化を図れる
- サービスの活用でタスクを省略化できる
このように減らせるものも多いのです。
私の場合は、
- 献立固定や便利グッズでごはん作りをラクにする
- 物の量や収納を見直して片付けの負担を減らす
- 仕組みを作って子どもを家事の戦力にする
こんな風に少しずつ手放しています。
重要度が低い第三領域は、暮らしの工夫で負担を軽くしていきましょう。
重要度も緊急度も低い【第四領域】
重要度も緊急度も低い第四領域は、空費とも呼ばれるもっとも優先度が低い領域。
単なる暇つぶしや意味のない活動とされ、なるべく排除したい時間です。
私もそうだったんですが、第四領域の時間って知らないうちに何となく過ごしてしまいますよね。
その理由が、緊急度の高い第一領域や第三領域で疲れて逃げた先が第四領域だと言われているからです。
おうちママで言うと、
- 第一領域:子どもの世話や重要な家仕事
- 第三領域:日々の家事
これらで疲れるとダラダラとした時間を過ごしがちになってしまいます。
子どもがやっと寝た後はついダラダラしちゃうんですよね…
第四領域に時間を費やしているときは、第一領域や第三領域に追われているサイン。
- 第二領域を増やすことで自分をいたわる
- 暮らしを見直して第三領域に費やす時間を減らす
このような工夫で見直すのがおすすめです。
私の場合、
- 意識して睡眠時間を増やす(第二領域)
- 休息日を予定化してしっかり休む(第二領域)
- 家事の負担を減らす(第三領域)
こんな感じで暮らしの見直しをすることで日々の充実感がアップし、ダラダラと夜更かしすることが減りました。
第三領域は暮らしの工夫で負担を減らせる項目なので、ここから見直すのがおすすめです。
おわりに
1日24時間をよりよく過ごすためには、どんな時間を増やすか、そのためには何の時間を減らすかを考えることが大切。
おうちママの毎日は忙しさから切り離せませんが、少しでも手放せる時間を見つけるきっかけになればうれしいです。