モノを減らすためにモノを捨てよう!と思っても、なかなか進まなった経験があります。
古いモノや壊れているモノなど「明らかな不用品」はサクサク捨てられますが、
- まだ使えるモノ
- これから使うかもしれないモノ
- 何となく捨てたらもったいないモノ
などは捨ててもいいのか悩んでしまいますよね。
そこで大切にしたい考え方が「暮らしに必要なモノ・大切なモノを選ぶ」というもの。
この記事では、モノを整理して選びやすくする分け方のコツを紹介していきます。
「暮らしに必要なモノを選ぶ」には、
- 「どんな暮らしがしたいか」
- 「その暮らしのために必要なモノは何か」
という価値観をハッキリさせておくことが必要です。
暮らしの価値観がまだハッキリしていない人は、片付けのゴールを見つける5つの質問という記事をチェックしてみてください。
【暮らしを快適にする片付けの基本】
片付けの本質は「暮らしに必要なモノを選ぶ」
モノを整理するときに大切なのは、捨てるモノを考えるのではなく
暮らしにとって必要なモノ・大切なモノを選ぶ
ことです。
片付けの目的は、暮らしをよりよくすること。
片付けの主役はモノではなく人なのです。
たとえば、モノの状態だけに目を向けて、
- 「これは使えるから残す」
- 「これは使えないから捨てる」
という単純な分け方ではうまくいきません。
中には
- 使えるけれど実は不便なモノ
- 使えないけれど思い出深いモノ
もあり、「捨てられない…」と片付けがストップしてしまう原因にもなってしまいます。
また、「捨てるモノを選んで、残ったモノに囲まれて暮らす」のと、「自分が大切・必要だと思って選んだモノに囲まれて暮らす」のではどちらがいいですか?
片付けでモノを手に取る前に「どんな暮らしがしたいか」という価値観をハッキリさせておくと、暮らしにとって必要なモノ・大切なモノが選びやすくなります。
モノの整理では「捨てるために分ける」というよりは、
「大切なモノを選ぶために分ける」
というイメージで分けていきます。
まずは感情に左右されないカテゴリで分ける
モノを整理するときは、まず収納場所からモノを全部出して分けていきます。
最初から「いる・いらない」で分けるのはなかなか難しいです。
そこでモノを分ける1つ目のコツが
感情に左右されないカテゴリで分ける
こと。
私が机周りを片付けたときは、
- 文具類
- 化粧品類
- 書類・資料
- 家計簿・手帳類
- +明らかに不要なモノ
というカテゴリで分けてみました。

他にも
- 誰のモノか、人別に分ける
- 服を色別に分ける
- 食器を大きさ別に分ける
モノの種類によってこのような分け方が考えられます。
まずは「いる・いらない」ではなく、パッと分けられるカテゴリを考えてみてください。
「いる・いらない」ではなく4つに分ける
カテゴリごとにモノを分けたら、
- 残すモノを選ぶ
- それ以外のモノは手放す
という段階に入っていきます。
モノを分ける2つ目のコツが、
4つに分ける
こと。
4つに分けるのは、
- いる・いらないの2つに分けて捨てるのは難しい
- 使わないけれど捨てたくないモノもある
このような理由からです。
一例ですが、こんな分け方を考えてみました。

- よく使う・あまり使わない
- 使いやすい・使いにくい
このように【使用頻度】と【機能性】を掛け合わせて4つに分けてみました。
「いる・いらない」の2択じゃ難しいモノも4つなら分けやすくなりませんか?
この分け方は、暮らしにとって必要なモノ・大切なモノを選びやすくなるのでオススメです。
私の場合は、
- 必要なモノで、ここで使う
- 必要だけど、ここでは使わない(別の場所で保管)
- いらないから、すぐに処分する
というように分けていきました。
今回は「よく使う・あまり使わない」「使いやすい・使いにくい」という言葉を使いました。
そのほかにも「好き・きらい」という感情で分けたり、「平日使う・休日使う」という使う場面で分けることもできます。
まとめ
今回は暮らしに必要なモノ・大切なモノを選びやすくするモノを分けるコツを紹介しました。
- 感情に左右されないカテゴリで分ける
- 「いる・いらない」ではなく4つに分ける
この2ステップでモノを分けると必要なモノ・大切なモノだけを残すことができ、無理なくモノを手放すことができます。
モノを減らすことだけに目を向けずに、あなたにとって本当に必要なモノ・大切なモノを選んで暮らしをよりよくしていきましょう◎
定位置を制する者は片付けを制する

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