嫌なことが忘れられないときに目を向けたいこと3つ
イヤなことがあったとき、そのモヤモヤにとらわれすぎると時間もエネルギーも消耗してしまいます。
やみくもに動いてみてもイヤなことが忘れられないとき、考えるべきは「忘れること」ではなく「離れること」です。
この記事では嫌なことが忘れられないときに目を向けたいことを紹介します。
暮らしの中で実践できることばかりなので、いい気分にアプローチするための参考になればうれしいです。
嫌なことは忘れるのではなく離れるのが大事
イヤなことを忘れようと思ってもなかなか忘れられないという経験をしたことはありませんか?
実は忘れようと思っても忘れられないのは仕方のないことです。
「忘れられない」に関して、シロクマ実験という有名な実験があります。
これは、
「シロクマについて考えてください」と伝えたグループAと、「シロクマについて考えないでください」と伝えたグループBを比較したとき、シロクマのことをより頻繁に考えてしまうのはBグループだった
というもの。
この実験で証明されたことは、「考えないように意識するほど、それが頭から離れなくなってしまう」ということです。
忘れようと思っても忘れられないのは仕方のないこと。
だからこそ忘れようとするのではなく、イヤなことから離れるようにすることが大切です。
嫌なことから離れるために目を向けること
ここでは嫌なことから離れるために目を向けたいこと、
を紹介します。
好きなことや幸せを感じること
1つ目は自分が好きなことや幸せを感じること
イヤなことは忘れようと思っても忘れられないもの。
そんなときに自分を助けてくれるのは趣味や好きなこと。
好きなことに黙々と取り組んでいると気持ちが落ち着きますよね
好きなことに取り掛かりたいと思っても、モヤモヤした気持ちが離れられないこともあると思います。
そんなときにおすすめなのが、前もって【幸せリスト】を作っておくこと。
幸せリストは、心がホッとできるような行動をまとめたリストです。
- 心地よさを得られること
- 楽しいと思えること
- 幸せを感じられること
などをまとめておくことで、モヤっとしたときにすぐ幸せにアプローチすることができます。
イヤな気持ちを切り替えるのはなかなか難しいからこそ、すぐに行動を起こせる仕組みを作るのがおすすめです。
五感を癒せること
2つ目は五感を癒せること。
いい気分になりたいと思ったときにいちばんはやく効果が出るのが五感へのアプローチです。
五感へのアプローチの一例
視覚…テレビや映画を見る
聴覚…音楽を聴く
嗅覚…アロマを焚く
味覚…おいしい物を食べる
触覚…肌触りのいいぬいぐるみに触れる
五感から得られやすい幸せは「快楽の幸せ」と呼ばれ、暮らしの中で取り入れやすい、ネガティブ感情が消えるというメリットがあります。
ダラダラと快楽を求め続けるのは危険ですが、即効性のある心の回復として五感へのアプローチを取り入れるのは効果的です。
自分の気づきにできそうなこと
3つ目は自分の気づきにできそうなこと。
モヤモヤとしたネガティブな感情は悪いこと、と思われがちです。
ですがそんなネガティブ感情も悪いことばかりではありません。
ネガティブ感情には危険を察知したり、人を注意深くしたり、さまざまな役割があります。
ネガティブ感情の中から気づきを得ることで、今後の糧やパワーに変えることもできるのです。
ネガティブの中にある気づきの例
「本当はこうしたかった」という自分の本音
「次からはこうしよう」という対策
「こうならないようにしよう」というリスク回避
イヤなことからすぐに離れるのは難しいときは、一度ネガティブ感情を受け止めることで新たな気づきを得ることができるかもしれません。
おわりに
イヤな気持ちを忘れようと思えば思うほど忘れられなくなってしまうのが人の性質。
すぐに元気になれなくても、少しでも心がホッとして気持ちをニュートラルにできる方法を知っておくだけでも心のお守りになりまs。
この記事があなたのモヤモヤを溶かすヒントになればうれしいです。
あわせて読みたい記事