ママの幸せ度がアップする | ポジティブ心理学の考え方5つ
家族みんなで毎日を幸せに過ごすこと。
これはいつの時代も変わらない願いではないでしょうか。
私も毎日いい気分で過ごしたいですし、子どもにも幸せになってほしいなと思っています
暮らしの幸せ度をアップする方法のひとつに、ポジティブ心理学を暮らしに取り入れるというものがあります。
私はポジティブ心理学を知ったことがきっかけで、
- 身近にある幸せを意識できるようになったり
- 落ち込んだ気持ちをフラットに戻しやすくなったり
- ネガティブな感情にも向き合いやすくなったり
自分の心は自分の手でととのえられると体感しています。
この記事ではママの幸せ度がアップする、ポジティブ心理学の考え方を5つ紹介します。
家族が優先になりがちなママだからこそ知ってほしい考え方なので、読んでいただけたらうれしいです。
ポジティブ心理学は幸せ度アップのヒントになる
ポジティブ心理学は、よりよい生き方や幸せについて科学的に研究する学問です。
「どうすればうまくいくか」ということに注目しており、日々の暮らしに取り入れることで、
- 幸せを感じやすくなったり
- ありのままの自分を受け入れられるようになったり
- ネガティブな思い込みを減らせたり
暮らしの幸せ度がアップします。
子育てママはどうしても子どもや家族など、自分以外が優先になってしまいますよね。
私も落ち込んだりイライラしたりすることが多くありました
ポジティブ心理学の考え方を知るだけでも物事を客観的に見ることができたり、自分の気持ちを向き合いやすくなったり、安心感や心の余裕につながります。
この記事で伝えたいのは、ポジティブ心理学を勉強して今すぐにポジティブになろう!ということではありません。
「こんな考え方もあるんだな」ということを知るだけでも心の余裕につながることを知っていただけたらうれしいです。
暮らしに役立つポジティブ心理学5つ
ここではママの幸せ度がアップするポジティブ心理学の考え方、
を解説していきます。
幸せは自分で作れる
ポジティブ心理学では、幸せは3つの要素に分けられると言われています。
その3つの要素ががこちらです。
- 遺伝子レベルの素質…50%
- 生活環境全般…10%
- 意図的な行動…40%
注目してほしいのは、「生活環境全般」の項目。
生活環境全般とは、人間関係、仕事・収入、所有物などを含めたものを指します
収入が多ければ、いい物を持っていれば、もっと幸せになれる!と一度は考えたことがある人も多いと思います。
けれど、そんな生活環境は幸せの10%しか占めていないのです。
漠然と「幸せになれるかは環境次第」と思い込んでいたからびっくり!
私も子育てがつらくて他力本願だったときは「家族が変われば幸せになれるはず」と環境が変わることばかりを願っていました。
けれど、自分時間を捻出したり、家事の手を抜いたり、ほかのママと話したり、自分でできることはまだまだたくさんあったのです。
幸せは、自分の行動で変えられる部分が40%もあります。
自分で変えられない環境に目を向けるよりも、自分で変えられる部分に目を向けてみるのがおすすめです。
まずはママが幸せになる
子どもには幸せになってほしいという思いから、つい口うるさくなってしまったり気をもんだりすることってありますよね。
そんなママに知ってほしい考え方が「幸せの波及効果」です。
幸せの波及効果とは、自分自身が幸せだと直接の知り合いの幸福度が平均して15%上昇するという考え方。
つまりママが幸せだと子どもの幸せ度もあがるという嬉しい効果があるのです。
ママが笑っていると子どもも穏やかで、逆にママがせかせかしていると子どももぐずるなんてことよくありますよね。
私も体感として自分と子どもの心はつながっていると感じています
我が家の場合、私も小学生の息子も心配性な面があります。
小学校入学当時は忘れ物や遅刻に敏感になりすぎていて、「大丈夫だから!心配しなくていいから!」と口出ししてしまうこともよくありました。
ポジティブ心理学に触れて、私自身がいい気分でいよう♪と意識し始めてからは、
- 「なんとかなるか」
- 「とりあえず大丈夫かな」
- 「まあいっか」
息子からこんな言葉も出てくるようになりました。
息子自身には何もアプローチしていないのに、変化にびっくり!
やるべきことをやったあとは心配しすぎず、何かあったら対策をする。
そんな考え方に徐々にシフトできていると感じています。
子どもに幸せになってほしいと思ったとき、まずはママ自身が幸せになるのもひとつの方法です。
自分が幸せを感じるために、小さくても自分に手をかけていきたいですね^^
いい・悪いは自分で決めらる
イヤなことがあるとつい「悪いことが起こった」と思ってしまいますよね。
でも実はできごと自体にはいい・悪いの区別がないらしく、受け取り方次第でよくも悪くもできるのです。
有名な例に「コップの水理論」というものがあります。
これは半分の水が入っているコップを見て、「半分も入っている」と思うか、「半分しか入っていない」と思うか、というお話。
そこにあるのは「半分の水が入っているコップ」という事実のみ。
それを受け取り方次第で「半分も入っている」「半分しか入っていない」と感じ方が変わるのです。
子育てをしていると、時に予想外すぎることが起こって、頭を抱えちゃうこともありますよね。
私もこれまでは、
悪いできごとは、それ以上でもそれ以下でもないでしょ
と思っていたんですが、この考え方を知ってからは、
まあ悪くないかも
くらいまで気持ちを持っていけるようになりました。
いきなり幸せなできごとにするのは難しいですが、考え方を知って「まあいっか」くらいに思えたら心もラクになるかなと思います。
モヤモヤを抱えるのも体力がいるので、少しずつラクな方向にシフトしていきたいですね☺
ネガティブにも役割がある
ポジティブは明るくていいこと、ネガティブは暗くて悪いこと。
こんな風に感じ、ネガティブから目を背けた経験がある人も多いと思います。
たしかにポジティブ感情には、気持ちを前向きにしたり、物事をやり遂げる力をアップさせたり、プラスの効果がたくさんあります。
けれどネガティブにも大事な役割があるので、ゼロにする必要はないのです。
一例ですが、ネガティブには、
- 「この物事からは離れておこう」という危険を察知したり
- 「本当はこうしたかったんだな」という自分の感情に気付けたり
- 「次はこうしよう」という変化や成長のきっかけになったり
いろいろな役割があります。
なのでネガティブはゼロにする必要もないし、ネガティブはいけないことと思う必要もないのです。
どう向き合っていくかが大事なんですね
私がこうやってライフオーガナイザーの資格を取得したりブログを運営したりしているのも、ワンオペ育児にモヤモヤを抱えていたからです。
あのモヤモヤした期間がなければ、ライフオーガナイズに出会わなかったかもしれません。
子育てをしていると、子どもへの対応や自分のミスなど、イライラしたり落ち込んだりすることもよくありますよね。
そんなときにはムリにポジティブになろうとせず、自分の気持ちに寄り添うだけでも明日への活力につながると感じています。
ネガティブな感情はなくそうとしなくて大丈夫!
ネガティブにも役割があるんだなと知っておくだけでも落ち込みすぎを防止できるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
考え方にはゆがみがある
日常で感じてしまうイライラやモヤモヤ。
そのイライラやモヤモヤの中でも、認知のゆがみからきているものは手放せる可能性が高いものです。
私たちはいろいろな経験を通して、自分なりの考え方や価値観ができあがります。
けれどその考え方の中には間違っていたりゆがんでいたりするものも含まれているのです。
これを認知のゆがみを呼びます。
特に身近で感じやすい認知のゆがみには、
- いつも完全でなければならないと思い込んでしまう
- よいことを無視して、全部悪いことにすりかえてしまう
- 事実と異なる悲劇的な結論をすぐに出してしまう
- 失敗を大げさにし、長所を過小評価してしまう
- こうすべき、こうあるべきと考えてしまう
このようなものがあります。
心当たりがありすぎる…!
私もワンオペ育児がつらかったときは、「母親はすべてのエネルギーを子どもに注ぐべき」という思いがどこかにあって、自分を優先すべきではないとずっと思っていました。
なかなか寝ない子を抱っこし続けて心身ともに疲弊していました
もし今だったら、イヤホンを付けて、最小の音量で、お気に入りの音楽を流しながら抱っこするかなと思います。
けれど当時は、いい母親は子どもにすべてをささげるべきと思い込んでいたので、余計につらかったのだと感じます。
そんなつらい時期もすっかり抜け出して、今では程よく自分を優先できるようになりました!
子育てをしていると「○歳だからこういうことができなければならない」「このままではダメな大人になってしまう」など、頭の中だけで完結すべきでない思い込みをしてしまうこともあります。
そのモヤモヤはもしかしたら認知のゆがみからきているものかもしれません。
自分では気付きにくいものですが、認知にはゆがみがあると知っておくだけでもモヤモヤをひもとくヒントになりますよ。
おわりに
子育ては奇想天外の毎日で、ママの心がぐちゃぐちゃになることも珍しくありません。
そんなときにポジティブ心理学の考え方を知っておくだけでも、「こんな考え方があるんだな」と物事を客観的に見れて心に余白が生まれます。
家族が優先になりがちな子育てママだからこそ、自分の心と向き合う方法を知っておくと暮らしがラクなるのでおすすめです。
ポジティブ心理学を暮らしに取り入れるきっかけになればうれしいです。
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