毎日当たり前のように行われている選択と決断。
せっかくなら幸せな未来のためになる最適な選択をしていきたいですよね。
たとえば
- 痩せたいからそれに見合う食事を選ぶ
- 資格を取りたいからそれに見合う時間の使い方を選ぶ
食事内容に気を付ければ痩せるという幸せな未来を得られる、寝る前の時間を勉強に充てたら資格取得という幸せな未来を得られる。
そう頭ではわかっているのについつい
- 夜食におやつを食べちゃう
- ダラダラとスマホをいじっちゃう
こんな風になってしまうことってありますよね。
こういう性格だから仕方ないとあきらめるその前に、暮らしの仕組み作りで幸せにつながる最適な選択ができたらいいなと思いませんか?
この記事では最適な選択をするために必要な「意志力」を取り上げて、意志力の解説や、意志力を最適に使うための暮らしの整理術を紹介します。
最適な選択には意志力が重要
人生において最適な選択をとるためには意志力が重要なポイントになります。
意志力というのは、脳の前頭葉のエネルギーのことです。
思考や感情をコントロールする役割を担っていて、これによって欲望に流されることなく自分にとってよりよい選択をとることができます。
前頭葉のエネルギーである意志力には、
- 1日に使える量が限られている
- 食事や睡眠で回復することができる
このような特徴があり、意志力を使いすぎてしまうと最適な選択ができなくなってしまうのです。
意志力が消耗すると衝動的になってしまう
意志力は私たちが毎日当たり前のように行っている選択や決断で消耗されます。
朝起きてから、
- ごはんは何を食べようかな
- 今日は何の服を着ようかな
- 何の仕事から始めようかな
このような毎日当たり前のように考える物事でも意志力が使われるのです。
朝起きてから仕事・家事・育児などで意志力を使い切ってしまうと、思考や感情をコントロールできなくなってしまいます。
その結果、
- 余計な買い物
- 暴飲暴食
- イライラからの対人トラブル
など衝動的な行動につながってしまうのです。
意志力の出どころは脳の前頭葉しかないので、仕事・家事・育児などとプライベートの区別はありません。
なので仕事・家事・育児で意志力を使い切ってしまうと、すべてが落ち着いた夜に衝動的な行動をしてしまうのです。
仕事終わりや子どもが寝た後についついお菓子を食べちゃうというのは、意志力を使い切ってしまった結果だと考えられます。
最適な選択のためには意志力の使い方が大切
先ほど挙げましたが、1日に使える意志力の量は限られています。
そして食事や服など毎日の何気ない選択と決断で消耗されます。
だからこそ大切になってくるのが、
- 意志力を本当に大切な選択・決断に使うこと
- それ以外のことは仕組み作りで意志力の節約をすること
です。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが毎日おなじ服を着ている話は有名かと思います。
本当に大切な仕事で最適な選択・決断をするために、毎日同じ服を着るという仕組みを作り、服を選ぶという行為をとりのぞいたのです。
私たちも未来につながる大切な物事で最適な選択・決断をするためには、それ以外の場面で選択・決断を減らしていくことがポイントになってきます。
最適な選択をするための暮らしの仕組み作り
ここでは大切な物事において最適な選択・決断するために、意志力の節約につながる暮らしの仕組み作りを3つ紹介します。
使うモノの選択肢を減らす【片付け】
1つ目の仕組み作りは、片付けでモノの量を見直して選択肢を減らすこと。
モノが多いと選ぶだけで意志力を消耗してしまいます。
たとえば、机のペン立てに黒のボールペンが10本あったとします。
あなたは何か書こうと思うたびに「どのボールペンを使おうかな」と考えることとなり、これが意志力の消耗につながるのです。
片付けでモノの量を見直し選択肢を減らすことで、意志力を節約できるようになります。
意志力を使わずに行動する【習慣化】
2つ目は習慣化を身に付けて意志力を使わずに動けるようにすること。
習慣化を身に付けると頭で考えなくても無意識で動けるようになります。
習慣化した行動は前頭葉ではなく小脳が主に使われるので意志力があまり消費されないのです。
習慣化を身に付けるまでに意志力は必要ですが、一度身に付けてしまえば無意識で動けるようになるので、日々の生活の中に習慣化を取り入れてみてください。
こちらの記事では片付けを例にしていますが、新しい習慣を無理なく身に付けるコツについて書いているのであわせて読んでみてください。

選ぶ回数・機会を減らす【パターン化】
3つ目はパターン化で選択・決断の回数を減らすこと。
1つ目ではモノを減らして選択肢を減らしましたが、こちらは回数を減らすという方法です。
毎日着る服を選ぶときにも使われる意志力。
スティーブ・ジョブズのように毎日同じ服を着るのは難しいかもしれませんが、似合う組み合わせのパターンを作っておけば選択の回数を減らすことができます。
似合う組み合わせを作るのにおすすめなのが、骨格・パーソナルカラー診断で似合う服を知って、手持ちの服を似合うものでそろえること。
似合う服を知ることで着回しができる少数精鋭のクローゼットができあがるのでおすすめです。

意志力は本当に大切なことに使おう
今回は幸せな選択に必要なエネルギー、意志力についてお話しました。
私の人生のモットーでもあるのですが、限りあるエネルギーは本当に大切なことに使いたいなと常々思っています。
そのためには自分にとって何が大切か知ること、それ以外のことは仕組み化であまりエネルギーを使わずに回せるようにすることが大事です。
最近ではパターン化した朝ごはんの記事もあげたので、こちらもぜひ参考にしていただければと思います。
本当に大切なことにエネルギーを使うために、うまく暮らしの仕組みを取り入れていきたいですね。