私は長い間、物は多くないのに、いつの間にか散らかってしまうという状態が続いていました。
そんな私が片付けられるようになったきっかけの1つが、ライフオーガナイザー®講座で知った利き脳です。
利き手・利き足があるように、脳にもある利き脳。
右利きの人が右手をよく使うように、右脳・左脳のどちらをよく使っているかは人によってそれぞれ。
そして右脳タイプ・左脳タイプによって取り入れやすい片付けや収納方法も変わってくるのです。
今回は『利き脳片づけ術』、「自分にあった心地よい収納法とは? | おウチの収納.com」を参考に、あなたに合った片付けの方法を見つけるヒントになる利き脳についてお話します。
- 雑誌やSNSのマネをしても片付けられない
- 片付けられるけど、いつの間にか散らかってしまう
このようなお悩みは、利き脳を知ると解決に近付けますよ。
利き脳のチェック方法や、脳タイプにあった片付け・収納についてお話するので、ぜひ片付けや収納アイテムを買うときの参考にしてみてください。
右脳タイプ・左脳タイプのチェック方法
手を組んでインプットの利き脳をチェックする
インプットの利き脳は、手を組んだ時にどちらの親指が下になるかでチェックします。
- 右手の親指が下→右脳タイプ
- 左手の親指が下→左脳タイプ
となります。
インプットは、情報を取り入れる時を指し、片付けにおいては物を探す、選ぶときに使われます。
腕を組んでアウトプットの利き脳をチェックする
アウトプットの利き脳は、腕を組んだ時にどちらの腕が下になるかでチェックします。
- 右腕が下→右脳タイプ
- 左腕が下→左脳タイプ
となります。
アウトプットは、情報を発信する時を指し、片付けにおいては物を収納場所に戻す、システムを作るときに使われます。
行動特性で後天的な利き脳をチェックする
手・腕を組んでチェックした利き脳は先天的な利き脳です。
だけど利き脳は環境やトレーニングによって変わる可能性もあります。
その後天的な利き脳をチェックするのが行動特性チェックです。
「自分にあった心地よい収納法とは? | おウチの収納.com」のリストを参考に、行動特性についてもチェックしてみてください。
右脳タイプ
□ 一気にものごとを進めるのが好き
□ 優先順位をつけるのが苦手
□ 成り行きまかせが好き
□ 柔軟性を好む
□ 自分の見える範囲にものを置こうとする
□ どれくらいその作業に時間がかかるか見積もるのが苦手
□ 本を読むときは飛ばしながら読む
□ ファイリングが嫌い
□ まずマニュアルなしでやろうとする
□ 毎日同じ作業をするのが苦痛だ
左脳タイプ
□ 毎日少しずつものごとを進めるのが好き
□ 優先順位を容易につけることができる
□ 事前に計画を立てるのが好き
□ 仕組み(組み立て)が好き
□ ものを常に定位置に戻す
□ 予定を立てるのが容易
□ 本は最初の方から順番に読み進める
□ ファイリングが得意
□ マニュアルに従う
□ 日常の決まりきった仕事を楽しめる
チェックが3つ以上多くついた方が後天的な利き脳になり、アウトプットの利き脳が変わります。
インプット×アウトプットで4種類の脳タイプに分かれる
インプットの右脳タイプ・左脳タイプ。
アウトプットの右脳タイプ・左脳タイプ。
これらを組み合わせると4種類の脳タイプに分けられます。
インプット | アウトプット | 脳タイプ |
---|---|---|
右脳 | 右脳 | 右右脳(うう脳) |
右脳 | 左脳 | 右左脳(うさ脳) |
左脳 | 右脳 | 左右脳(さう脳) |
左脳 | 左脳 | 左左脳(ささ脳) |
私は先天的な利き脳が「うう脳」、行動特性は左右のバランスが良かったのですが、片付けは右脳タイプの方法が合っています。
それでは実際にそれぞれの脳タイプは、どんな片付けが得意なのか見ていきましょう。
右脳タイプ・左脳タイプは得意な片付けも違う
色・形を認識しやすい右脳タイプ、文字を認識しやすい左脳タイプ
右脳タイプと左脳タイプを比べたとき、
- 右脳は色・形を認識しやすい
- 左脳は文字を認識しやすい
という違いがあります。
色・形を認識しやすい右脳タイプは、外からでも中身が把握できる半透明の収納アイテムがおすすめです。
それに対して、文字を認識しやすい左脳タイプ。
収納ボックスにラベリングをする片付けが向いています。
ざっくり収納の右脳タイプ、仕切る収納の左脳タイプ
また右脳タイプ・左脳タイプ別の片付けには
- 右脳は空間把握・パッと出し入れできる収納
- 左脳は機能性重視・グルーピングした収納
というものも挙げられます。
右脳タイプは空間把握が得意なので、仕切りのないざっくりした収納でも迷わず取り出せます。
むしろ仕切りすぎるとパッと出し入れできないので、散らかってしまいがち。
私も仕切りすぎたスペースは苦手で、パッと片付けられないことにストレスを感じていました
左脳タイプはざっくりした収納よりも、スペースを細かく区切った方が片付けしやすい傾向があります。
ざっくりした収納だと、物が探しづらくなってしまう可能性も。
このように右脳タイプ・左脳タイプで得意な片付けの方法は違ってくるのです。
右脳タイプ・左脳タイプ、インプットとアウトプットで異なる場合は?
これまでは右脳タイプ・左脳タイプの得意な片付けについてお話しました。
だけどインプットとアウトプットの脳タイプが別な場合ももちろんあります。
インプットとアウトプットで脳タイプが違うと、そのギャップでなかなか作業が進まないことも。
ここではインプットとアウトプットのタイプが違う「うさ脳」「さう脳」の片付けのポイントを紹介します。
うさ脳タイプのポイントは「理想に現実味を帯びさせる」
うさ脳タイプは、感覚的に描くイメージを左脳タイプの緻密さで表現しようとするタイプ。
その感覚的なイメージが現実に近付くと一気に行動に移せるようになるのです。
- 計画票を作る
- 理想の収納グッズを購入する
このように準備段階からしっかり攻めるのがおすすめ。
ビジュアル重視の傾向があるので、見える収納アイテムはとことんこだわるタイプかもしれません。
見えない中身は出し入れしやすさ・探しやすさを優先して、ざっくりと収納すれば大丈夫です。
さう脳タイプのポイントは「論理的な納得感」
さう脳タイプは、論理的にとらえたものを感覚的に表現するタイプ。
発想・行動がユニークと言われ、理想と現実のギャップに悩む場合も。
そんなさう脳タイプは、自分が納得できる自分だけのルールを見つけることがポイントです。
雑誌やSNSのマネをするよりも、自分にとって片付けやすいルールを作った方が作業がスムーズに進みます◎
もし片付けに迷った場合は、アウトプットの右脳タイプに合わせて、
- 中身が見える収納
- 色・形で把握しやすい収納
を試してみてください。
まとめ
今回は、自分に合った片付けの方法を見つけるヒントとなる利き脳についてお話しました。
これまで片付かなかったのは、今までの片付けと脳タイプがあっていなかったのも原因のひとつかもしれません。
片付けをスムーズに進めたり散らかりにくくするためには、自分に合った片付けのやり方を見つけることが重要です。
利き脳はその手がかりとなる考え方の1つ。
この記事で書いたことはごく一部ですが、ぜひ今回紹介した本やサイトを見ながら、自分の脳タイプにあった片付けの方法を見つけてみてください。