もしもに備える物 | あまり使わないけれど手放さない物3つ
物を手放すときの基準のひとつである「使用頻度」。
物を減らすときのコツとして、あまり使っていない物を手放すというもがあります。
けれど、物を手放す基準は使用頻度だけでは決められないことも。
特に「何かあったときにすぐに動くためのもの」は、使用頻度が低くても手元に置いておきたいと考えています。
この記事では私の「使用頻度は低いけれど手放さない物」を紹介します。
物を持つ基準は人によって違うという事例のひとつとして参考にしていただけたらうれしいです。
「もしも」にはスムーズに対応したい
使用頻度が低いのに手放さない大きな理由が、「もしものことがあったときにスムーズに対応したい」という価値観があるからです。
何を手放すか、何を所有するかを考えるときに大切になるのが、暮らしの価値観。
- どんな暮らしがしたいか
- どんな時間を大切にしたいか
- どんな人生を送りたいか
などの価値観によってどんな物が必要になるかは変わってきます。
たとえば毎日のごはん作りにおいて、
- 作り置きする人には保存容器が必要
- まとめ買いする人には冷凍スペースの広さが重要
- 買い食が多い人には大きなゴミ箱が欠かせない
など、ライフスタイルによって必要な物は違います。
私の中にある価値観のひとつが、「もしものときはスムーズに対応したい」というもの。
今の時代はレンタルが充実していたり、すぐに買える物も多いかもしれません。
それでも手続きや新規購入にリソースを使うことなく動きたいという思いが強いので、たとえあまり使わない物でも所有している物があるのです。
あまり使わないけれど手放さない物
ここでは使用頻度は低いけれど手放さない物、
を紹介します。
【セットアップスーツ】軽やかに引き受けるために持つ
1つ目はパンツとジャケットのセットアップ。
子ども関係のフォーマルなイベントで主に着ているものです。
ネイビーとベージュの2セット持っています
次に決まっている大きなイベントは、息子の小学校の卒業式かなと思っています。
いつ使うかわからないけれど手元に置いてある理由は、人前に立つ機会があったときに軽やかに引き受けたいからです。
ごくたまにですが、人前でお話させていただく機会が何度かありました。
そういうお話をいただけるのはありがたいことですし、自分の今後の糧になることも多いのでなるべく引き受けたいと思っています。
そんなときに「とりあえずこれを着れば大丈夫そう」なセットアップを持っていれば、「何を着ればいいんだ」という考え事を飛ばして軽やかな気持ちで承諾することができます。
セットアップは、ステキなお話を受けたときに、即「やってみよう」という気持ちになれる必要な物です。
【ブラックフォーマル】すぐに会いに行けるように持つ
2つ目はブラックフォーマル。
人との別れは本当に突然で、お知らせを受けた瞬間は何も考えられなくなってしまうことも。
今の時代はすぐにレンタルできるアイテムも多いですが、正直手続きができるほどの心の余裕はありません。
また大昔、知らせを受けてすぐに駆け付けてくださった方を見て、自分もこういう人でありたいと思うようにもなりました。
もしものときにすぐに動けるような自分であるために、ブラックフォーマル一式は手元にずっと置いておきたいです。
【防災アイテム】安全と安心のために持つ
3つ目は防災アイテム。
使用頻度は低いどころか、備えるようになってからは一度も使っていない物もあります。
それでも心に余裕をもって動くために、防災アイテムは欠かさずに備えていきたいと思っています。
本格的にそろえ始めたのは、北海道胆振東部地震(2018年9月)以降。
24時間の停電を経て、自宅待機はできるものの、避難についてはあまり考えてこなかったことを実感。
自宅待機になっても避難することになっても、少しでも心に余裕を持つためにこれからも備えや点検を欠かさずにしていきたいです。
おわりに
物を減らしたいと思ったときに使用頻度が低い物を手放すのもひとつの手ではあります。
けれど使用頻度以上に、どんな暮らしがしたいか、どんな自分でありたいかなどの価値観が大切です。
物を整理するときの何かの参考になればうれしいです。
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