物を出すこと・使うこと・しまうことは毎日当たり前に行うこと。
ですが使った物をつい出しっぱなしにしてしまうことはありませんか?
私も使いっぱなし置きっぱなしの常習犯で、

片付けられないのは性格だから仕方ない
とずっと思っていました。
そんな私の出しっぱなし癖が改善できたのは、収納の仕組みをととのえたからでした。
収納の仕組みをととのえることで、物をしまうハードルが下がり、出しっぱなし防止につながったのです。
この記事では物の出しっぱなしを防止する、収納の仕組み作りの3つのポイントを紹介します。



出しっぱなしにしちゃうのは性格のせいかも
そう思っていたあなたも、収納の仕組みを変えれば出しっぱなしが改善できるかもしれません。
また「家族が片付けてくれない」とお悩みの方にもおすすめなので、読んでいただけたら嬉しいです。
収納の仕組みを変えるだけで片付けのハードルが下がる
物は収納の仕組みを変えるだけで、しまいやすくすることができます。
たとえばよく使う物なのに高い吊り棚の中にあったら、
- 使うたびに踏み台が必要になる
- 背伸びして取り出す労力がいる
など手間がかかってしまいます。
このひと手間がやっかいになるのが、物を使い終わったとき。
使うときは多少手間をかけて取り出す努力をしても、しまうのがめんどくさくなって出しっぱなしになってしまうのです。



この場合収納する高さを変えることで、めんどくささを減らすことができます◎
このように、
- つい出しっぱなしにしちゃう
- しまうのがめんどくさい
これらは収納の仕組み作りで改善することが可能です。
片付けやすい収納の仕組み5つのポイント
使う場所の近くに収納する
1つ目のポイントは、使う場所の近くにしまうこと。
使ったあとに出しっぱなしのいちばんの原因は、しまう場所が遠くてめんどくさいことではありませんか?
使う場所としまう場所を近付けることで、使ったあとにスムーズに片付けられるようになります。
我が家は風邪薬などの救急セットは台所にしまっていますが、リビングで使うことが多い爪切りやばんそうこうはリビングの引き出しが収納場所。


台所にまとめていたときは置きっぱなしが多くありましたが、引き出しを開けてそのまましまえるのもあり、出しっぱなしがほぼなくなりました◎
しまいやすい高さに収納する
2つ目のポイントは、物をしまう高さに注目すること。
物を出し入れしやすい高さにしまうことで、使った物をしまいやすくなります。
収納におすすめの高さは、立ったときに目線からひざまでの高さです。
ここは物が出し入れしやすい、収納のゴールデンゾーンと言われています。


高さのある食器棚は、ゴールデンゾーンを意識して食器を配置しています。


食器棚のゴールデンゾーンによく使う食器を収納すると、
- ごはん支度のときにスムーズに出し入れができる
- 食器を洗った後ラクにしまうことができる
などのメリットがあります。
出し入れの頻度が多い物はこのゴールデンゾーンに収納すると、使うときもしまうときもスムーズに出し入れできるのでおすすめです。
使用頻度で収納場所を変える
3つ目のポイントは、使用頻度にあわせて収納場所を変えること。
同じ種類の物は同じ場所にしまうのが当たり前と思われがちですが、1か所にまとめるとごちゃごちゃして使いづらいというデメリットも。
以前は大きめの収納ボックスにまとめていた裁縫セット。
いざボタン付けやほつれの修繕をしようと思ったときに使う物を出すのに不便だったので、使用頻度の高い物は別の箱に収納することに。





使用頻度で分けたことで普段使いの物がスッキリ収まりました◎
1か所に物が多いと感じるときは、使用頻度を見直すことで「別の場所にしまってもいいかも」と気付きがあるかもしれません。
しまうステップを減らす
4つ目のポイントは、しまうときのステップ(工程)を減らすこと。
片付けのステップが多いと、そのめんどくささから出しっぱなしになってしまいます。
たとえば「棚にある箱の中に物をしまう」としたら、


- 棚から箱を出す
- 箱のふたを開ける
- 物をしまう
- 箱のふたを閉める
- 箱を棚にしまう
このように5つのステップが必要です。



さすがにめんどくさくて出しっぱなしになっちゃいそう…
この場合、箱のふたを取れば、


- 棚から箱を出す
- 物をしまう
- 箱を棚にしまう
ステップを2つも減らすことができました。
ふたを取らずにポンっとしまえるようになったので、片付けがグッとラクになりました。
しまうスペースに余裕を持たせる
5つ目のポイントは、収納スペースに余裕を持たせること。



いわゆる7割収納というものです
収納スペースいっぱいに物が入っていると、
- 1つの物を出すために何個もの物を出す必要がある
- しまう手間がかかって出しっぱなしになってしまう
こんな問題が出てきてしまいます。
これを解消するために必要なのが、「使うこと」を意識した余裕のある収納スペースです。
たとえばシンク下の収納スペース。


ボウルや保存容器を重ねれば、多くの物をしまうことができます。
しかし、いざ使おう!と思ったとき、目的の物を出すために他の物を出さなきゃいけないという状態になってしまいます。



「しまう」を重視しすぎると使いづらくなることも
特にシンク下は、ごはん作りをしながら立った状態で物を出し入れすることが多い場所。
なるべく多く物をしまうことよりも、使うときにスムーズに出し入れできることを重視するのがおすすめです。
収納の仕組みを考えるときは、ぜひ実際に動きながら出し入れのしやすさを考えてみてください。
まとめ
この記事では片付けやすくなる収納の仕組みを紹介しました。
物の出しっぱなしは性格のせいだと思われがちですが、しまいやすい仕組みを考えることで改善することができます。
片付けられるようになりたい、家族に片付けてほしいと思ったときに、収納の仕組み作りを参考にしていただけたらうれしいです◎
「どこに何をしまうか」「散らからないしまい方」「使いやすさと収納」など収納の仕組みに特化していいるのが大きな特徴。
物が多いわけじゃないのになかなか片付かないという方にもおすすめの本です。
場所ごとのアイデア実例も多くあるので、本を読んだ瞬間からおうちの収納を見直したくなること間違いなしの1冊。